読書 文学・芸術他

 作品の背後にあるものを感じてみる ― 伊藤計劃著『虐殺器官』について

その手の話に興味関心のある方からは今頃何をいっているのか? といわれるかもしれないが、最近読んだ伊藤計劃の『虐殺器官』が面白かった。虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/08/01メディア: Kindle版購入: 5…

語らないものが語ること ― 『無言館ノオト』窪島誠一郎著

そんなわけで先週は夏休みということで、このブログもお休みさせていただきました。・・・というのは、こちら側の勝手な事情なわけだが。で、休み中、長野県某所の温泉にいったりしたわけだが、その途中でたちよった、とある絵画館にかかわる本が今回のテー…

電子書籍について考えていたら、中島敦を思い出した

このところ、電子書籍についての話題に関心をもって、色々とネットで記事を読んだりしている。その昔、仕事で写真を撮ったあと、時間に間に合わせるためにフィルムをバイク便に載せて現像に出したことなど「おじさんの昔話」になり、レコードやカセットテー…

人が笑う理由は説明できるのか? ― 『らくごDE枝雀』 桂枝雀 著

らくごDE枝雀 (ちくま文庫)作者: 桂枝雀出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1993/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (13件) を見るなんで突然こんな本なんだよ、という話だが、たまには、まったくのマニアックな趣味の世界に走っ…