2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

まずは一つの立場から学んでみようと思ったわけで ―『「反原発」の不都合な真実』 藤沢数希著

今回取上げる本は、amazonでは今日現在、「通常10〜14日以内に発送します」と表示されている。 ということは、なかなかに注文が殺到していて、在庫が払底している、ということである。 このブログの中の人は、都内の某書店で手に入れたわけですが。「反原発…

構造的にいって、日本で革命や内乱は起こらない、のか―『自爆する若者たち』 グナル・ハインゾーン著

実はあまり読み込んでない本について書いてしまうのだが、なぜかといえば、この本が提示する基本的な概念が、そもそも極めて示唆的なので、まずは、そこからまとめてしまおうと思ったわけだ。最近、こんな議論がある。日本の若者たちは、なぜ、怒りを爆発さ…

社会のあり方と会社のあり方について ― 『日本の経営〈新訳版〉』ジェームズ・C・アベグレン著

今となっては、ほとんど冗談のような話なのだけれど、かつて「世界に冠たる日本の企業の強さの源泉は、終身雇用・年功序列・企業内労働組合の三本柱だ!」 などと言われた時代があった。このブログの中の人も、中学の社会科の時代に、そんなようなことを習っ…

ただの水をビジネスに変える力について ― 『ブランディング22の法則』アル・ライズ ローラ・ライズ著

ブランド品。あんまり(ほとんど?)持ってないなあ。 あんまり詳しくないし。どうなんですかね? あの茶色にLとVをあしらったカバンって、あれがもしヴィトンじゃなかったら(さすがにヴィトンは、見ただけですぐわかります)、おしゃれなんでしょうかね…

科学を妄信する人と、科学を否定する人はどこか似ている・・気がする―『疑似科学入門』 池内了著

「トンデモ本」という言葉は、今、どれくらい通じるのだろう?今回取上げるのは、この本なのだけれど、これを読んでいるうちに、イヤが上でも「ドンデモ本」という言葉が思い出されたのである。疑似科学入門 (岩波新書)作者: 池内了出版社/メーカー: 岩波書…