2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

CMってやっぱり、その企業の姿勢とか、作り手の思いがでてくるものなんだろうなあ、という話 ― 『愛されるアイデアのつくり方』 鹿毛康司著

気が付くと頭の片隅に深く入り込んでしまった歌とかフレーズ、あるいはメロディーというのは、誰しも一つや二つ持っているものだろうと思う。なぜ、入り込んでしまうのかといえば、一つには「繰り返し聞かされたから」というのがあって、テレビのCMなんて…

浜の真砂は尽きるとも、世に○○のタネは・・・ ― 『陰謀史観』秦郁彦 著

どうやら、このブログの中の人は、陰謀論というやつに興味があるらしい。 気が付くと、何冊かその種の本を持っている。といっても、別に世界はユダヤとロックフェラーとフリーメイソンに牛耳られていて、民主党は“特ア”に操られた売国奴の集団で・・・などと…

だから、人は(自分も)あてにならないというべき、か? ― 『錯覚の科学』クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著

「コンプガチャ」なる不思議な言葉が世間を賑わしているらしい。 そうか、「コンプリート・ガチャ」の略で「コンプガチャ」なのか・・・と、そんなことを今更ながら知るぐらい、このブログの中の人は、携帯のソーシャルゲームの事情に疎いわけだ。 で、この…

アイデアだけのアイデアには意味がないということ ― 『アイデアの99%』スコット・ベルスキ著

珍しく「いかにもある種のビジネス本らしいビジネス本」の登場である。 アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力 スコット・ベルスキ著なぜこの本を読んだのかといえば、なんとなく帯にある売れっ子アートディレクター、佐藤可士和氏の「実現し…

先端を生きた男のみた日本社会について考えてみる ― 『漱石文明論集』夏目漱石著

最近流れているJCBカードのCMで、嵐の二宮和也くん(映画『硫黄島からの手紙』をみるまで「カズヤ」だと思ってました。「カズナリ」ですね)が、タクシーの中でカエルから「皮相上滑りの開化である」と言われるという、いささかよくわからない設定のものがあ…