2012-01-01から1年間の記事一覧
実は先々週にこの本についてブログを書こうとして、書き終わり寸前に内容を誤って飛ばしてしまい、そのうえ先週は体調を崩してしまい、もしかしたら、よくよくこの本と縁がないのかもしれないが、3度目の正直を目指して書いてみることにする。その本はこちら…
ホラー映画をもっともっと見る習慣があったら、面白かったんだろうなあ、この本。ゾンビ襲来: 国際政治理論で、その日に備える作者: ダニエルドレズナー,谷口功一,山田高敬出版社/メーカー: 白水社発売日: 2012/10/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: …
ゼネラル・エレクトリック(GE)というのは、考えてみると、凄い会社名だ。 日本語に訳せば「総合電機」だろうか? 大分印象が違いますね。消費財としての商品がないということもあってか、GEというブランド名は日本ではいまひとつなところもあり、日本で保…
内容の理解がおぼつかない本について、ここに書くというのは禁じ手というか無謀な話なのだけれど、でも、やってしまう。 そんな気にさせられた本だったわけですよ、はい。ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む (ちくま学芸文庫)作者: 野矢茂樹出版社/…
何の自慢にもならない話なのだが、このブログの中の人は、複数回の転職を繰り返している。 これは、なんだかんだいって終身雇用が「普通」ないしは「理想」と考えられがちな今の日本の社会にあっては珍しいことのようで、ごくまれに、なんだか「凄いこと」の…
この週末に、今回取り上げる本の著者、内田樹氏の講演会を聞く機会を得た。 主な内容は、メディア論だったのだが、その最後、あらかじめ聴講者から集められた質問に内田氏が答えるところで、ちょっと面白い質問があった。 曰く、「内田さんの本は、どうして…
『イノベーションのジレンマ』『ブルー・オーシャン戦略』を超える衝撃の戦略コンセプト!・・・とまあ、なかなかに勇ましい帯とともに、新刊ビジネス書のコーナーに最近平積みになっているのが、今回のお題である、この本である。リバース・イノベーション…
これ、ほしいと思った人も多いだろう。 日本のおしゃべり妨害器に「イグ・ノーベル賞」 YOMIURI ONLINE 【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)=中島達雄】人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の今年の授賞式が20日、米ハーバー…
なんだか尖閣諸島の領有権をめぐって、中国での暴動が大変なことになっているらしい。ま、この100年くらい(いや、有史以来3000年近く?)あの国は大変なことが続いているんじゃないかという話もあるし、あの程度の暴動は、政府の意向が変われば、しれっと「…
そんなわけで先週は夏休みということで、このブログもお休みさせていただきました。・・・というのは、こちら側の勝手な事情なわけだが。で、休み中、長野県某所の温泉にいったりしたわけだが、その途中でたちよった、とある絵画館にかかわる本が今回のテー…
終身雇用が崩れて、日本人の働き方が変わってきたとか、大学生の就職が大変だとか、派遣やアルバイトなど、若者が非正規労働を強いられて苦労しているとか、不景気が続き、労働者に長時間労働が強いられる中でワークライフバランスをどう確保していくか、と…
前回、新渡戸稲造の『武士道』を批判的にとらえた本を取り上げたわけだけれど、『武士道』という本の冒頭には、こんなことが書かれている。 約十年前、私はベルギーの法学大家故ド・ラブレー氏の歓待を受けその許(もと)で数日を過ごしたが、或る日の散歩の…
がんばれニッポン! というわけでオリンピックが開幕したものの、どうやら「ニッポンのお家芸」である柔道のメダルの数が伸び悩み、もやもやした気分の方も多いのではないかと思う。まあ、さすがに柔道でメダルが取れなかったからといって「今どきの選手は大…
以前、このブログで勝間和代女史の新刊(『「有名人になる」ということ』)をとりあげたが、そのなかで、「2011年に出版した著書が、思ったほど売れなかった」というエピソードが出てくる。 勝間女史の自己分析によれば、「わたしと同じように、何らかの概念…
これが、どの程度、一般的に知られている話題なのかはよく分からない。 ヘビーなネットユーザーの方ならば、先刻ご承知の話題だろうし、そうでない方の中には「えっ! そんなことになっているの?」と驚く方も、いるかもしれない。 このブログを読みに来てく…
極めて微妙な問題をはらんでいるテーマの本なので、果たしてこれをネタに書くべきかどうか、一瞬迷ったのだけれど、やっぱり傑作ノンフィクションであることは間違いないので、やっぱりこれでいこう、と思ったわけだ。 余計な誤解を招かなように、書いていき…
以前からリアルでおつきあいがあって、このブログを読んでいる方に、「『あの本』についてはブログかかないの?」と聞かれてしまいました。このブログの中の人は、この人の著書や言動について結構批判的(ととれるよう)な言辞を繰り返していたので、果たし…
随分と前の話になるけれど、映画評論家の町山智浩氏が、Twitterでこんなことをつぶやかれていた。 曰く「自己啓発書やビジネス書というのは書いて儲けるものであって、読んでももうからない」。まあ、氏一流の、皮肉の利いた一言ですね。 そして、この言の正…
気が付くと頭の片隅に深く入り込んでしまった歌とかフレーズ、あるいはメロディーというのは、誰しも一つや二つ持っているものだろうと思う。なぜ、入り込んでしまうのかといえば、一つには「繰り返し聞かされたから」というのがあって、テレビのCMなんて…
どうやら、このブログの中の人は、陰謀論というやつに興味があるらしい。 気が付くと、何冊かその種の本を持っている。といっても、別に世界はユダヤとロックフェラーとフリーメイソンに牛耳られていて、民主党は“特ア”に操られた売国奴の集団で・・・などと…
「コンプガチャ」なる不思議な言葉が世間を賑わしているらしい。 そうか、「コンプリート・ガチャ」の略で「コンプガチャ」なのか・・・と、そんなことを今更ながら知るぐらい、このブログの中の人は、携帯のソーシャルゲームの事情に疎いわけだ。 で、この…
珍しく「いかにもある種のビジネス本らしいビジネス本」の登場である。 アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力 スコット・ベルスキ著なぜこの本を読んだのかといえば、なんとなく帯にある売れっ子アートディレクター、佐藤可士和氏の「実現し…
最近流れているJCBカードのCMで、嵐の二宮和也くん(映画『硫黄島からの手紙』をみるまで「カズヤ」だと思ってました。「カズナリ」ですね)が、タクシーの中でカエルから「皮相上滑りの開化である」と言われるという、いささかよくわからない設定のものがあ…
このブログの中の人も、なんだかんだいってそれなりの年齢なので、同世代の知人・友人と「人間ドックで胃カメラ飲んだ」云々などという話題で盛り上がってしまうことがある。 自分自身は、まだ飲んだことはないのだけれど。胃カメラ(内視鏡)というのは、戦…
久しぶりに書店で「タイトル買い」である。ま、本当にタイトルだけみて買ったわけではなく、ぺらぺらとめくってはみたわけだが。万里の長城は月から見えるの?作者: 武田雅哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/12メディア: 単行本 クリック: 14回この商…
もはや、「失われた10年」だとか「20年」だとかという言葉は、耳にタコもイカもてんこ盛りになるくらいのモンで、いっそウニやイクラやマグロも持ってきて海鮮丼でも作ったらいいんじゃないかというくらいだけれど、その実、その間に何が起こっていたの…
たぶん、この人の「持ちネタ」の一つなのだろうが、マツコ・デラックスが人間ドックを受けたところ、血液検査の結果が全て正常値で、医者が「こんな理不尽なことがあっていいのか!?」と驚愕したという話を、テレビで複数回、聞いたことがある。マツコとい…
最近はそうでもないのかもしれないが、どうも、このブログの中の人が子供の頃には、学校の先生の中に「オリジナリティ信仰」のようなものを強く持っていた人が、多かったような気がする。 それが全国的な傾向なのか、たまたまそういう先生に教わる機会が多か…
それでは是非、契約書の方を・・・とまあ、このブログの中の人も、昼間は時にこんなセリフを口にする時があって、それはそれなりに緊張する瞬間ではある。 お客様に押印いただかないと、ビジネスが先に進みませんからねぇ。社会人になって数年目に、管理的な…
インドが“実はIT大国である”という認識をもたれるようになったのは、いつの頃からだろう? 実は、このブログの中の人は、90年代半ばにインドに行ったことがあるのだが、当時はまだまだ“IT”という言葉自体がそれほどメジャーではなかったし、(IT革命なんて言…